02BUSINESS事業領域について

大手メガバンクや地方銀行、信託銀行、損害保険会社など、日本経済を支える全国の金融機関に、JIPのソリューションが用いられています。特に企業などが発行する債券の売買取引を行うシステムや、個人融資の審査システムは業界トップクラスの高いシェアを獲得。企画・要件定義から保守・運用まで、自社によるワンストップサービスとして提供している点が、お客様からの高評価に繋がっています。また金融業界で近年急速に進む業務のクラウド化や各省庁から発表される制度改正に適合したソリューション開発についても、効率化とコストダウンの実現できるパートナーとして存在感を発揮しています。

限られた市場を奪い合う競争の激しい証券業界でも、JIPのソリューションは多くのお客様から選ばれています。特に証券会社のありとあらゆる業務に対応した証券総合システム「SIGMA21-χ」は、50年の歴史と共に証券ノウハウを蓄積し、2017年度にはそのノウハウをベースに進化させた「OmegaFS」としてリニューアル。新たなスタートを迎えました。近年では、株式などのインターネット取引や営業員向けのタブレットソリューションなどの商品展開にも重点を置いており、さまざまな業態に対応したラインナップを取り揃えています。またFinTechや新NISAといった、世間から注目を集めるホットな事象にも柔軟に対応できるソリューションで、お客様のビジネスの発展にも寄与しています。

地方自治体の根幹を支える総合行政情報システムの提供を主な業務に据え、首都圏、関西、東海の３エリアを中心に全国で豊富な実績を有しています。各種証明書の発行や住民基本台帳に関連するシステムをはじめ、地方税に関連するシステムや介護・育児支援を行うシステムなど、安心して暮らせる社会を側面から支えています。JIPの強みはシステムの提供に際して、開発から運用まで全て自社で行っている点です。またシステムの導入に携わったメンバーがそのまま運用を担当することで、自庁の運用を理解したSEから迅速にサポートを受けられ、安心してシステムを利用できる点もお客様から高評価をいただいているポイントです。

業種業態を問わず、幅広い業界に対してICTソリューションを提供できるのが産業分野。【文教】【年金】【ERP】【エンタープライズ】の各ドメイン（事業領域）に対してサービスを提供しています。

［文教ドメイン］
出願から採点、合否、統計処理までをワンストップで提供する大学入試サービス、教務事務や学生生活を総合的にサポートする教務パッケージ、教育基盤を支えるICTサービス等を通して、教育現場を支えています。

［年金ドメイン］
確定給付型企業年金基金向け加入者管理パッケージ「COPS+（コープスプラス）」を主力商品とし、厚生年金記録整理・企業年金業務運用など年金業務を幅広くサポートしています。

［ERPドメイン］
医薬・化粧品製造業向けのERPパッケージ「JIPROS（ジプロス）」、流通業向けの勤怠管理システム「Time de Net（タイムデネット）」、アンケート集計ソフトウエア「ASSUM（アッサム）」などのパッケージソリューションを中核に一般企業の基幹・バックオフィス業務をサポートしています。

［エンタープライズドメイン］
多種多様な業種のお客様が持つ課題を解決するため、最新のICTを駆使したシステムインテグレーションサービスを提案しています。また、業務運用サービスまでを含めたトータルサポートを提供できるのも特長の一つです。

BPO（ビジネス・プロセス・アウトソーシング）とは、企業活動における業務プロセスの一部を包括的、継続的に請け負うサービスです。JIPでは、さまざまな企業のBPOサービスのシステム構築・運用を通じて、高いスキルとノウハウを蓄積。2013年より、事業部として組織化し、本格的に活動を行っています。お客様の要望に応じて、それぞれの業務プロセスを請け負うだけに留まらず、業務プロセス全体の再設計や、提案効果の分析など幅広い領域をカバー。質の高い業務を実現するとともに、お客様にコア事業に集中していただくことで、さらなる成長をサポートすることが、私たちの目指すゴールです。

日本電子計算では、それぞれの事業部が、各分野・業務の成長に必要な研究・開発を行っていますが、技術本部では、さらにその先を見据え、将来、事業部が活躍の場を拡充・新展開しやすい領域を「重点技術領域」と見定め研究・開発を行っています。
組織戦略や事業運営を担う企画部、当社のシステム開発・インフラ構築の根幹を支え品質を統括する品質マネジメント部、社内インフラ構築・運営はもちろんのこと、NTTデータとのシステム連携もカバーするクラウド技術部、「より良いJIPをプロデュース」を掲げ、DX・AI・メタバースなど業界の先頭を走り、それらを社内展開するCCL部（Co-Creation Lab）。
このような体制でJIPの中核を担うプロフェッショナル集団です。