導入事例 FOLIO様

証券
OmegaFS/ES

「OmegaFS/ES」導入事例のご紹介

株式会社FOLIO様(以下、FOLIO様)は、日本株を取り扱う独立系のオンライン証券として、国内では10年ぶりに新規設立された、LINEとの業務提携でも話題のFintechベンチャー企業です。「資産運用をバリアフリーに。」をミッションに掲げ、「ドローン」や「宇宙開発」などのテーマごとに、投資初心者でも簡単に、少額から日本の株式に投資ができるサービスを提供しています。FOLIO様には、独自の優れたUI・UXを持つフロントシステムを支える勘定系システムとして、JIPの「OmegaFS/ES」を採用いただきました。

今回はCOO梶原様とシステム担当の久米川様に、JIPのサービス導入の経緯と所感、サービス導入後の評価についてお伺いしました。

Q1 「テーマ投資」は日本ではFOLIO様がはじめて提供されるものと存じますが、このサービスの立ち上げに至った経緯をお聞かせください。

日々進化を遂げるテクノロジーの恩恵を受け、金融に関連する様々な分野で利便性が高まりましたが、2015年当時は資産運用においては、まだ多くの人にその恩恵が浸透していないと考えていました。投資未経験者に資産運用の世界の足を踏み入れてもらうには、合理的に納得できる理由に加えて、「使ってみたい」と思わせる最後の一押しが必要だと考えています。そのキーポイントはユーザーが「ワクワク」できる感覚であると考え、資産運用の入り口に「テーマ」という入口を設けることで、ユーザーの興味・関心が共鳴する領域から資産運用の世界へ足を踏み入れることのできるサービスを作ることを決めました。また、同時に調査を進める中で、日本では単元株制度のもと、通常複数の銘柄を同時購入する場合は、多額の資金が必要になることが分かりました。そのため、新たに「単元未満株」を用いて少額から複数銘柄への投資を可能とし、気軽にテーマ投資を行うことができるプラットフォームの作成を目指し、証券会社を設立することを決めました。

Q2 サービス立ち上げの際に、苦労された点やこだわった点などございましたらお聞かせください。

サービスの構想を具体的な仕様に落とし込んでいく中で、テーマ投資ならではの約定ロジックや顧客への通知手法などを策定するため、開発に至る前の段階で議論に多くの時間を要しました。

また、当社ではWEBサービスのエンジニアと証券会社経験者がそれぞれの知識を持ち寄り、金融商品取引業者として遵守すべき部分を正確に押さえながら、様々な先進的なWEBサービスの知見を証券サービスへ応用し、これまで資産運用を行ったことがない方々にも快適にお使いいただけるサービスを開発することにこだわりました。

Q3 他社からの提案もあったかと存じますが、その中でJIPを選定した理由をお聞かせください。

これまでの実績や安定感、また全面的なサポート体制への信頼感から、契約をさせていただきました。特に、Fintechベンチャーの当社としては、多くの証券会社の立ち上げに際するシステム導入の実績がある点や、当社の実現したいビジネスモデルにも理解があり、それに合わせて、リーズナブルな価格でのご提案をしていただいたことが決め手となったように思います。

Q4 サービス開始から現在まで、JIPのサービスの感想をお聞かせください。

サービスデスクに問い合わせを行うと、当社の業務に理解があり、回答がきちんとしており、安心感があります。日々のシステム運用についても、安定して行われている印象です。

また、新規のサービス開発の検討に際し、カスタマイズの依頼を行う際には、営業の方を中心に的確にご提案をいただけ、他のシステムベンダよりもリーズナブルで柔軟性のあるご提案をいただいている印象があります。

Q5 サービスを公開してから、金融業界や投資家様の反応はいかがでしょうか。

大変有難いお話でございますが、会社創業期より様々なメディア様に資金調達などで取り上げていただいたこともあり、金融業界や投資家様からは早い段階からお問い合わせをいただいておりました。おかげで、招待制サービスの事前登録を開始した際には、多くのお客様にご登録いただきました。サービスを公開してからは、当社がメインターゲットとしていた、20代から30代の資産形成層をはじめ、投資経験者の方にも多く口座を開設していただいています。様々なご意見をいただいているので、サービスに反映させていきたいと考えております。

Q6 今後のJIPのサービスに期待することがあればお聞かせください。

現在、日本でもFintechが盛り上がりを見せる中で、当社としてもブロックチェーンやクラウドなどの最新技術をサービスに取り込めないか検討しております。その際は、JIP提供のサービスとの連携を一緒にやっていきたいという思いがあります。そのためにも、今後も小回りの利くサービスを期待しております。

Q7 最後にFOLIO様の今後のサービス展開についてお聞かせください。

「金融」を経済圏から生活圏へ。「誰もが使っている」金融サービスとなれるよう、精進してまいります。

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