2018年1月18日
日本電子計算株式会社
日本電子計算株式会社(NTTデータグループ、本社:東京都江東区、代表取締役社長:山田 英司、以下:JIP)は、ヤフー株式会社の子会社であるワイジェイFX株式会社(以下、ワイジェイFX)に対し、2018年1月18日より、債券・投信窓販取引システム「OmegaFS/Bits」のサービス提供を開始しました。
ワイジェイFXは、インターネットを介してFX(外国為替証拠金取引)を中心に事業を展開していますが、この度、新たな事業として投資信託の販売事業(以下、本事業)を開始しました。JIPは、ワイジェイFXに対し本事業の検討段階からコンサルティング支援を行ない、そのバックオフィスシステムとして、JIPの「OmegaFS/Bits」が採用されました。ワイジェイFXが独自に構築するネットフロントシステムとは、JIPの証券総合サービス「OmegaFS®シリーズ」が有する標準API(外部連携インターフェース)を通じて連携し、短期間でのサービス開始かつ低コストでの事業運営を実現しました。
「OmegaFS/Bits」は、債券・投信の販売業務を統合管理するシステムで、50社を超える金融機関等にサービスを提供している「OmegaFSシリーズ」のラインアップの1つです。
導入の背景
2017年5月26日に成立した改正銀行法では銀行等にAPI公開の努力義務が課され、Fintech企業との協業を促進する取り組みが行われています。証券会社はその対象とはなっていませんが、JIPでは2011年からAPIを通じて証券サービスを提供してきました。
ワイジェイFXは、本事業の検討にあたり、「豊富な実績があること」、「事業開始に向けたコンサルティング支援が可能であること」、「独自に構築するネットフロントシステムとAPI連携できること」を前提に、システムパートナーを検討してきました。JIPは、証券・銀行・投資信託運用会社等に対し、幅広く新規導入の実績があり、かつ、標準APIによるシステム連携実績もあることが高く評価され、システムパートナーとして選定されました。
概要
JIPの証券総合サービス「OmegaFSシリーズ」は、システムサービスから業務支援や、BPOサービスまで総合証券に必要なサービスを提供するとともに、業界に先行して、標準APIによる拡張性も備えたトータルソリューションです。
「OmegaFSシリーズ」の債券・投信窓販取引システムである「OmegaFS/Bits」をバックオフィスシステムとして、ワイジェイFXが独自に構築するネットフロントシステムと標準APIを通じて連携し、ワイジェイFXが提供するオリジナリティの高い投資信託販売システムを実現します。
これにより、ワイジェイFXは、短期間でのサービス開始かつ低コストでの事業運営が可能となりました。
図:ワイジェイFX向けサービス概念図(クリックで拡大します)
「OmegaFS/Bits」の特長
「OmegaFS/Bits」は、債券・投信の販売業務を統合管理するシステムで、以下の特長があります。
- 拡張性の高い標準プラットフォームの利用により、柔軟性のある機能拡張と導入コストの問題を同時に解決
- 標準APIをはじめとするシステム親和性により、お客様のニーズに合った柔軟なシステム構築が迅速に可能
- お客様の急拡大する顧客・取引データなどにも、安定した処理パフォーマンスを発揮
- 電子化により、お客様の資料保管の高セキュリティや帳票業務効率化を実現
- BCP注1サービスにより、お客様の緊急時のリスクマネジメントを実現
今後
JIPは、今後も「OmegaFSシリーズ」のサービスを拡張するとともに、システムサービスから業務支援やBPOサービスまで、幅広く金融機関等をサポートしていきます。
(注)BCPとは、Business Continuity Planの略で、自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。
*「OmegaFS」は日本国内における日本電子計算株式会社の登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
日本電子計算株式会社
経営企画部 広報担当
Tel:03-5690-7951
製品・サービスに関するお問い合わせ先
日本電子計算株式会社
証券事業部 証券営業統括部
Tel:03-3630-7427