
多数のCPUとGPUを簡単に制御し、大規模な問題を素早く解決
Mathematica に組み込まれている並列計算機能を拡張したgridMathematica は、より多くのタスクをより多くのCPU・GPU上でより速く並列実行することができます。
gridMathematica ではプロセスの協調と管理が完全に自動化されています。
適切な並列タスクが、コード変更の必要なくより高速で実行されます。(2011年7月リリース)
gridMathematica はネットワークで管理された16個の計算カーネルプールを提供します。

gridMathematica は Mathematica のユーザグループでローカルで共有することも、リモートハードウェア上で実行し複数のコンピュータのパワーを集約することもできます。
gridMathematica の機能
gridMathematica は、お使いの Mathematica ライセンスのパワーをアップさせるための統合された拡張システムです。
それぞれのgridMathematica Serverは、複数のCPU上に分配された並列計算を実行するために、ネットワーク対応の追加の Mathematica 計算カーネル16個の共有プールを提供します。

既存の並列コードを変更する必要はありません。
gridMathematica Serverを利用可能にするだけで、並列プログラムに追加のCPUパワーが自動的に使われるようになります。
超並列タスクを行うときでも、ちょっとしたパワーアップが必要なときでも、必要なときにすぐに追加のパワーが利用できます。
gridMathematica は以下を提供します。
Mathematica の機能すべてのグリッド配備
最新の超高速数値計算ルーチン、画像処理、統計、金融の機能もグリッド配備できます。
GPUへのリモートアクセスや、分配された並列Cコードをその場で生成しコンパイルすることもサポートしています。Mathematica でできることは、グリッド上でもできるのです。

高レベルの並列プログラミング言語
グリッド計算の設定を難しくする主な原因となっている通信、同期、データ転送、エラー回復のほとんどが、この高度な言語により自動化されます。
データ転送の自動シリアライズにより、共通のファイルシステムを設定しなくても、構造化されたデータやプログラムをリモートマシンに送信することができます。

クラスタ管理システムを含むHPC標準のサポート
Altair PBS Professional、Microsoft Windows Compute Cluster Server、Microsoft HPC Server、Platform LSF、Sun Grid Engineがクラスタ管理システムとして含まれます。
クラスタ管理のないシステムにはWolfram Lightweight Gridソフトウェアが含まれます。
ギガビットと高速ネットワークの他、CUDAとOpen CL GPUハードウェアもサポートされています。

gridMathematica の購入方法
gridMathematica は組織のどのような状況にも最適にカスタマイズできる製品です。
通常、ネットワークライセンスマネージャが必要であり、クライアントマシンには Mathematica が、並列化のためにアクセスしたいマシンにはgridMathematica Serverとそれに含まれる
Lightweight Grid Managerアプリケーションがインストールされていなければなりません。
お客様のニーズに適したgridMathematica の設定についてお知りになりたい場合は、ぜひご相談ください。

Mathematica アドオン
多数の応用分野を対象としたMathematicaアプリケーションを使って、Mathematicaの機能を拡張。
Mathematica 有限要素環境
多言語、多環境の数値的コード生成
データ解析が簡単に
記号処理機能を備えた制御系の包括的環境
Mathematica のパワーを使ったフィット、可視化、誤差解析
私設金融システムの設計と解析
Mathematica を使ったインタラクティブな記号幾何
機械プロトタイプシステム
Mathematica プログラムから、最適化されたC++コードを生成
Mathematica プログラムから、最適化されたFortran 90コードを生成
Mathematica のパワーをExcelと統合
システム生物学とマルチエンジニアリングシステムのためのモデルベース設計
Mathematica ユーザのための高度なモデリング・最適化システム
External LGO Solver Suiteを使った、高度な大域的・局所的非線形最適化
Mathematica で運動・動的解析
データフィットのためのニューラルネットワークの学習・解析
カスタマイズされた光学系を設計・分析するための新世代システム
アナログ・デジタルシステムの回路図エディタ,記号的解法,処理,実装
デスクトップで簡単に Mathematica スーパーコンピューティング
熱移動のためのシミュレーションソフトウェア
アプリケーション指向の統計推定
時間依存性のデータ解析のための完全に統合された環境
迅速かつ正確な解析
新世代の信号・画像解析

計算知識エンジン Wolfram|Alpha
質問や計算を入力すると答が得られる-このオンライン計算知識エンジンにより、誰でもすぐに系統的情報にアクセスし計算できるようになりました。
Wolfram|Alphaは、誰でもすぐにあらゆる系統的情報にアクセスし計算できるようにする、ソフトウェア工学における高度な開発の成果です。
Wolfram|Alphaは Mathematica とWolfram Workbench で開発されており、計算はgridMathematica で、配備はwebMathematicaで行われています。

現在のオンラインドキュメントは、古くなった新聞紙のように動きや精彩に欠ける単調なものです。
CDF(Computable Document Format)はオーサリングが簡単なインタラクティブ機能を中核としているため、読者がコンテンツを動かしたり結果をライブで生成したりすることが可能になります。
Wolframグループが発表したCDF標準は、計算パワーをエンジンとする知識のコンテナです。
CDFは通常のドキュメントのように簡単に使え、アプリケーションのようにインタラクティブです。
CDFを使うことで、考えの伝達ルートがずっと拡大するため、研究、教育、技術開発等のさまざまなシーンでのスピードアップが可能になります。

CDF(計算可能ドキュメント形式)を使う理由
CDFはコンテンツ作成者にオーサリングしやすいインタラクティブ機能と便利な配信オプションを提供します。
これにより読者はコンテンツを操作し、結果をライブで生成することができるようになります。
CDFの優れた点
伝達ルートの拡大
通常のドキュメントのように簡単であり、アプリのようにインタラクティブなコンテンツが作成できる。
組込みの計算
読者にライブで新しい発見がしてもらえる。
オーサリングしやすいインタラクティブ機能
専門的なプログラミングスキルではなく、自動化された関数と平易な英語だけで多くの分野に対応。
配備の柔軟性
一旦作成すると、スライドショー、レポート、書籍、アプリケーション、Webオブジェクトとして配備が可能。
統合された知識
何百もの分野に特化されたアルゴリズム、データ、可視化機能にアクセス。



CDF(計算可能ドキュメント形式)の導入
CDFを毎日のコミュニケーションツールにしませんか。
すでに多くの著作者、教育者、研究者、その他のプロフェッショナルがCDFテクノロジーを使って、専門的なプログラミング知識がなくてもインタラクティブな書籍、教材、レポート、アプリケーションを開発しています。

Web上で、あるいはスタンドアロンのドキュメントやアプリケーションとして作業内容を公開
作成プロセスについて
カスタムソリューションと商用配布について

CDF Player をインストールすると・・・
- Wolframデモンストレーションプロジェクトのアプリケーションとインタラクトすることができます
- Webブラウザ内でインタラクティブなドキュメントが操作できます
- Mathematica で作成された例題、レポート、ファイルが閲覧できます